白馬岳登山
平成28年8月5日から7日にかけて白馬岳に登った。今回の登山ツアーの参加者は19名であった。
8月5日(金)
新大阪駅に午前7時に集合し、バスで白馬岳の登山口の猿倉に向かい、猿倉荘に午後3時前に到着し、今夜宿泊する白馬尻小屋(1560m)に向かった。道は松川沿いの工事用道路で道路沿いの草花を見ながら午後4時半頃白馬尻小屋に到着した。夕食は午後5時から取った。山小屋は宿泊客が比較的少なく、各自のスペースが1畳分は十分あり、ゆったりしていた。食後は特にすることもないので、 布団に入り身体を休めるだけであった。夜中トイレに行く時に見上げた空には久しぶりに満点の星を眺めることができた。
猿倉荘 (1230m) |
大雪渓に至る松川沿いを登る |
大雪渓が遠望できるほどに近づく |
白馬尻小屋(1560m) |
白馬尻小屋から大雪渓を遠望、右手の沢は白馬沢 |
8月6日(土)
午前4時に起床し、5時に朝食を取り、6時に白馬尻小屋を出発し、快晴の中、白馬山荘に向かって登りを開始した。1時間ほど登ったところで、アイゼンを装着し、ヘルメットを装着し、大雪渓に降り立った。 今年は例年になく積雪が少なかったため雪渓を登る距離は少し少ないとのことである。アイゼンで雪を踏みしめ順調に登ることができた。1時間半ほど大雪渓を登ったところで雪渓からはずれた。大雪渓は当然のことであるが、渓谷にあたるため、尾根まで登らなければならず、急登を余儀なくされた。雪渓で相当披露したためか、この急登で、急に足が思うように早く運ぶことができなくなり、本当に苦労しながら11時半頃白馬頂上宿舎にたどり着いた。こんなに疲れたのは今までに経験のないものであった。白馬頂上宿舎で昼食の弁当を取ったが、疲れのためほとんど食べることができなかった。今日の宿泊はまだ更に標高差100mほど高い白馬山荘のため、重い足を運び山荘に12時半ころ到着した。 そして、山荘に荷物を置き、相当疲労しているが、標高差100m上にある白馬岳山頂に向かい、約1時間で山頂に到着した。山頂からは晴れているため見通しが良く、穂高連峰を望むことができた。明日朝は再び山頂を通るが未明のため、山頂からの眺望は望めないので今日6日のうちに登った。午後3時頃に山荘に戻り、5時から夕食を取った。白馬山荘は白馬尻小屋とは混みようが違い、寝床の広さは一人の占有面積が半畳ほどで10人が1部屋に入っており、いびきも聞こえ、朝3時起きで、厳しい下山道のため睡眠導入剤少し多めに飲んだ。これにより熟睡できた。
大雪渓に向かう(今年は特に雪が少ないとのこと) |
大雪渓登坂途中に下を望む |
登坂途中 |
登坂途中 |
雪渓からはずれ、急登を登坂開始 |
登坂途中下を望む |
白馬頂上宿舎(2730m)に到着、白馬山荘(2832m)を望む |
白馬頂上宿舎を見下ろす |
白馬山荘への途中からの穂高連峰遠望 |
白馬山荘からの眺望、穂高連峰遠望 |
白馬山荘からの眺望、旭岳(2867m) |
白馬岳山頂を望む |
白馬岳山頂(2932m) |
白馬山荘からの日没近い風景 |
白馬山荘からの日没、山は旭岳 |
8月7日(日)
朝3時頃起き、朝食を取り、4時頃暗い中ヘッドランプを頼りに白馬山荘を出発し、白馬岳山頂に向かった。昨日からの疲れが残っていいるが何とか頂上を登ることができた。頂上からは小蓮華山の手前までは下り、小蓮華山で少し登り、小蓮華山から白馬大池までは下る行程で一応問題なく歩くことができた。 そして、白馬大池には7時50分頃到着し、ここで、休憩を取り、今後の白馬大池から乗鞍岳までと乗鞍岳から天狗原までの下り行程のほとんどが1mくらいの岩がごろごとあり、落ちたり、転倒時の頭の保護のためヘルメットを着用し、ストックも危ないので、ストックを収納して、手袋を着用するいでたちで白馬大池から8時半頃出発した。 実際、白馬大池の湖岸から乗鞍岳への登り、天狗原への下りは本当にごろごろした1mほどの岩が敷き詰められているようで、岩から岩への飛び移りが多く、本当に体力的に大きく消耗した。そして、消耗しきった状態ながらなんとか12時30分頃栂池ロープウエイの駅にたどり着くことができた。この後、ゴンドラリフトの終点の高原駅にある温泉に入り、午後2時半頃バスに乗り新大阪駅に10時近くに着き、11時頃無事帰宅した。
今回の登山は大雪渓の登山だけが少し心配であったが、実際には大雪渓の登坂は特に余り問題なく、雪渓から降りた後の尾根までの急登坂が今まで経験のないほどの足の重さを感じ苦労した。また、白馬岳から栂池ロープウエーまでの下山は単に距離的に長いだけで問題のない下山であろうと考えていたのが、白馬大池から天狗原までの岩だらけの悪路に悩まされ、疲労が大きかった。喜寿を迎える老体にはきつ過ぎたようである。今後はもう少し楽な登山を楽しみたいと思った。
三国境に向かう稜線 |
穂高の連山遠望 |
小蓮華山より白馬大池遠望 |
小蓮華山山頂(2766m)、剣の碑 |
小蓮華山より白馬岳を望む |
小蓮華山より白馬大池遠望 |
船越ノ頭(2612m)から白馬大池(2380m)方向の眺望 |
白馬大池全貌 |
乗鞍岳頂上(2436m) |
天狗原(2180m)から乗鞍岳を望む |
出会った花々
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ヤマアジサイ |
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タマガワホトトギス |
エゾアジサイ |
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タテヤマアザミ |
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イワオオギ? |
ミソガワソウ |
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カライトソウ? |
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ミヤマトリカブト |
ミヤマトリカブトと? |
クルマユリ |
タカネナデシコ |
ムカゴトラノオ |
ウルップソウとシナノキンバイ |
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トウヤクリンドウと? |
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イワギキョウ |
コマクサ |
タカネシオガマ |
タカネツメクサ |
イブキジャコウソウ |
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トウヤクリンドウ |
ミヤマアケボノソウ |
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