長門湯本温泉・秋芳洞2日間の旅

平成23年3月28日から3月29日にかけて1泊2日の山口県の長門湯本温泉の名旅館「大谷山荘」1泊することを主にして、秋芳洞の観光が付いた旅をした。秋芳洞もすでに3回ほどは訪れているが、洞内は非常に暗く広いため満足な写真が取れていないので私としては旅館よりは秋芳洞の方に興味と期待を持った。

月28日(月)

梅田の観光バス駐車場を8時に出発し、山陽自動車道を1時間半から2時間間隔で休憩を取り、昼食も車内で弁当を食べ、ひたすら山口に向かった。途中、宮島PAでは宮島をはじめ瀬戸内海の島々が望めた。そして、中国自動車道の美祢ICで高速道を降り、午後4時頃大谷山荘に着くことが出来た。湯本温泉は大寧寺の第3世住職、定庵禅師(1373−1432年)の頃に見つけられ、音信川(おとずれがわ)に沿って12軒ほどの旅館、ホテルが建っている静かな温泉町である。大谷山荘は大きく落ち着いた雰囲気の旅館で内装もロビーや庭園もいろいろと工夫がされており、従業員も多く、十分教育がなされているようで、印象は良かった。

宮島SAから瀬戸内海の島々を望む(右端宮島)

宮島SAから宮島を望む

大谷山荘

音信川(おとずれがわ)沿い

音信川沿い

音信川沿い、芽吹く柳

3月29日(金)

朝9時にホテルを出発し、秋吉台に向かった。秋吉台は日本における代表的なカルスト地形で、3億年前にさんご礁によりできた石灰岩が隆起し水により浸食されものである。これが、地下100mでは地下水に浸食され空洞が形成され、秋芳洞が形成された。水に溶けた石灰水が石筍や石柱を作り上げ、変化に富んだ洞窟を形成している。この時期の秋吉台は2月の山焼きにより背の高い草がなく、多くの石灰石が表面に現れており、カルスト地形を鮮明に示しており、面白い風景である。この後、少し、下り、エレベータで、秋芳洞内まで降りた。秋芳洞は約1kmほどの秋芳洞本洞と300mほどの黒谷支洞からなり、エレベータの降り口は本洞の1/3のところで、黒谷支洞の枝分かれのところにある。まず、黒谷支洞の枝分かれの近くにある洞内を代表する高さ約15mの巨大石柱状フローストーンの黄金柱、そして、から滝、本洞の大広間幅80m、長さ175m高低差35mの千畳敷、昔の傘屋のように天井から沢山の鍾乳石がぶら下がっている傘づくし、世界敵にも珍しい大規模な石灰華段丘(リムストーン・プール)で皿を100 枚も並べたような百枚皿、幅約15m、長さ100mの地下川の岸壁に数万年前の川の跡を示す岩棚のある長淵、高さ30m、幅50mほどの空間の天井に入り口からの光線が水に反射し、天井が青くなる青天井、入り口近くの竜ヶ淵などを観光した。この後、近くのレストランで早めの昼食を取り、中国自動車道を通り帰阪の途についた。途中、山口県と広島県の山間には残雪が見られ、小雨のぱらつきもあった。昼の12時過ぎに出発し、大阪駅に7時30分頃に着いた。頭に入ったイメージは時とともに消えていくもので、過去3回の記憶はほとんど消えうせてしまい、写真も余り上手く取れていないので、更に記憶にとどめることは出来なかったが、今回は良いデジカメのおかげで写真として鮮明に残すことが出来た。

秋吉台北西方向

北方向

北東方向

西方向

黄金柱

空滝

千畳敷(秋芳洞本洞)

傘づくし(つららのような鍾乳石)

 

洞内富士

百枚皿

 

長淵

青天井(最上部の天井の青い部分、奥左手出口)

 

竜ヶ淵

 

出口

 

 

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