愛・地球博

平成17年4月27日(水)愛・地球博日帰りツアーに参加した。朝8時新大阪バスで出発し、11時頃万博会場駐車場に到着した。バス専用駐車場は会場西口が一番近いとは言うものの非常に広く、われわれが到着した頃には駐車場の西端しか空いていなかったため、会場へは20分程度歩く必要があった。途中からは長い歩く歩道があった。駐車場近くからはまずファミリーアイランドの観覧車がひときわ目立っていた。西ゲートでのセキュリティーチェックは厳しく行われていた。今回のツアーは現地7時間と言うことで帰りの出発は午後6時であった。滞在約7時間あるものの人気のパビリオンで長時間並んで待つことは避け、許される最長待ち時間は60分までとして見学し、長久手会場を一応一周することを目標において、見学を開始した。会場内の人ごみの程度はあまり多いとは感じなかったものの、やはり日本館や大地の塔などは90分程度の待ち時間のため通り過ぎ、グローバル・コモン6(オセアニア、東南アジア)に行き、代表的なオーストラリア館に入った。映像での紹介などがやはり多く、特別な感動もなく館内を通り過ぎた。

バス駐車場から会場への途中からの観覧車を望む

オーストラリア館内

オーストラリア館内のカモノハシの巨大模型

シンガポール館内

シンガポール館に入ったが館内にはスコール体験のためビニールかさが貸し出されていたが、希望しなければその場所をさけて通ることができたので、体験せずに通り過ぎた。次にどこへ行くべきかを考えていたが、自動車会社が主になって作られたワンダーホイール展覧車が見えたのでこの展覧車に乗り、長久手会場全体を眺めて見ようと思い、60分近い待ち時間を並び、展覧車に乗った。展覧車はまず屋内を通り過ぎるがこのときに壁面に有史の進歩の映像が映し出され、この後屋外に出る。この展覧車からの展望はよく会場のほとんどが一望できた。ほぼ回転方向の真下部分に子供の絵で外壁が飾られたワンダーサーカス電力館が見え、この館の少し離れたところには万博会場駅と北ゲートが眺められた。回転方向の右手の方には会場の内環状線的に高架歩道、グローバルループが巡っており、その東、北、西にかけてのものが望まれ、ループの中央部の上部にはグローバルコモン2(北、中、南アメリカ)が望まれ、ループ手前はグローバルハウスが望まれる。次の写真には東から南へかけてのグローバルループが望まれ、中央部の丘は森林体感ゾーンで、画面の中央部はレセプションホールや迎賓館である。右側のループの向こうにはEXPOドームが望まれる。次の写真はグローバルループの西側が望まれる。

ワンダーホイール展覧車

展覧車が屋内にいる間の壁面

展覧車からの万博会場駅と北ゲートとワンダーサーカス電力館

グローバルループの東、北、西にかけてを望む

グローバルループの東から南にかけてを望む

グローバルループの西側を望む

ついで、グローバル・コモン1(アジア)に行き、このなかの今話題になっている中国館、韓国館に行った。待ち時間は15分程度ではあるが、ほとんどが日本人で非常に友好的に見学しようとするもので満ちていた。彼の国の中での運動とは程遠い物に感じられた。中国館は壁面を兵馬俑などで装飾されており、芸術品の展示、二胡などの演奏もなされていた。

中国館

中国館内壁面

館内での二胡などの演奏

韓国館

韓国館では入り口にねぶたの小さくしたような虎が置かれており、館内はいろいろなブースに民芸、芸術品などが展示されており、みどりをテーマにした3Dの立体映像もあった。また、今はやりの韓流ブームの写真ブースもあった。パビリオンとしては中国館、韓国館は私には好感が持てた。

韓国館入り口

韓国館内のブース

韓国館内の陶器展示ブース

韓流ブームの写真館

グローバル・コモン1(アジア)の入り口付近のインド館に入ったが映像による展示がなされ、多くのブースでは民芸品の売店になっていた。この隣にグローバル・コモン2(北、中、南アメリカ)のカナダ館があったので、コモン2の代表としてカナダ館に入った。カナダ館は館内の壁面と中央面に網状に作られた大きなスクリーンがあり、これに自然をテーマにした映像が映し出されていた。映像の方法としてはユニークではあるが、あまり私にとっては興味を引くものではなかった。

インド館内

インド館内

カナダ館内

カナダ館内

グローバル・コモン3(ヨーロッパ)に行った。フランス館、ドイツ館に入ろうと考えたが、夕刻に近づいており、待ち時間もかかったので、スペイン館とイタリア館だけにした。スペイン館の外壁は写真のように六角形の陶器(?)で飾られており、興味を引いた。館内はスペインの産業の紹介がうまくなされていた。

スペイン館内

スペイン館内

スペイン館内

イタリア館内

今回の最後はイタリア館になった。ここもイタリアの各分野の紹介展示がなされていた。それほど規模は大きくはないが、展示としては面白く見ることができた。

イタリア館内

イタリア館内

西ゲート

 

バスの出発が午後6時で、ゲートから駐車場まで相当の道程があったので、ゲートを5時半頃出た。午前中は非常に大きな駐車場が観光バスで埋め尽くされていて壮観な感もあったが、5時半頃ともなるとほとんどの観光バスがなくなりアスファルトのだだっ広い広場と化していた。日帰りツアーではほんの一部のパビリオンしか見ることが出来なかったが、全体の雰囲気はつかめたのではないかと思う。最近の情報化社会での情報の氾濫さらには映像の氾濫している中において、この程度の博覧会ではあまり感激するようなものは見当たらないのが現実ではないか。また、昔なら外国人と接触できるだけでも意義があったが、今回、パビリオン内以外ではほとんど外国人は見当たらなかった。単に外国人ならかえって、京都、奈良とか東京、大阪の方が多く会えるようである。口幅ったいようであるが、現在における博覧会の意義が考えなおされなければならないように思う。今回も1ミーハーとして1回は万博を見ておかないと話の種にならないと思い行ったまでである。

本日の公式入場者数は89538人であった。

 

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