冬の三大祭と流氷紀行

平成17年2月17日(木)から20日(日)にかけて道東での冬の三大祭とオホーツク流氷紀行という名のパック旅行に出かけた。

17日(木)飛行機で伊丹空港を出発し、機内で食事をとり、午後1時半頃新千歳空港に着き、観光バスで日勝峠を経て帯広の十勝幕別温泉に午後5時過ぎに到着した。この間2回トイレ休憩があり、車外に出たが、大阪では最低気温でも滅多にない氷点下を体験し、寒い北海道に乗り入れたことを実感した。ほとんどの大地が雪で覆われていた。夜、十勝白鳥まつり「彩凛詩」会場にバスで午後7時ころ行き8時過ぎにホテルに帰った。この日はそれほど寒くはないとのことであったが、−10℃であり、防寒対策は完全にして観光に行ったつもりだが、やはり1時間ほど滞在していると寒さが身に沁みた、会場は1mほどの高さの角錐の半透明のシートで覆われ、赤、青、緑の光源が入っており、音楽に合わせてそれぞれが点滅するようになっている。また、写真に示されているような大きな花時計風の多色光源による時計が設置されていた。面白さはあるものの寒さが忘れるほどの感動はなかった。ここの温泉はこの地域独特のもので、泥炭層を通して温泉になったもので、色はいかにも木が腐食し水に溶け込んだ茶色っぽい半透明の温泉であった。

十勝白鳥まつり「彩凛詩」会場

同左

18日(金)朝から快晴であった。ホテルから眺めた十勝連峰と帯広の銀世界は非常に心地よく目に入った。8時にバスは出発し、釧路湿原に向かった。釧路湿原は昨年夏JRノロッコ号で観光したが、残念ながら眺望はあまり芳しいものではなかった。今回はバスで観光し、釧路湿原展望台で駐車したのと冬は木が茂っていなく見通しがよかったので、広々とした湿原を見渡すことができ釧路湿原の良さを少しは味わうことができた。ただ、この地域は寒さはきびしいが雪の積雪は多くはない。また、湿原と反対側の方向には雌阿寒岳がくっきりと見え眺めがよかった。ついで、丹頂の冬季の餌場である鶴見台に行った。数十羽の丹頂がおり、雪の上での美しい姿が眺められたが、鶴との距離が遠すぎるためカメラに大きくは収められなかったのとテレビ放映でよく見られるような羽根を大きく広げた見事な場面をとることができなかったことが残念である。次に摩周湖に向かった。ガイドさんの話では摩周湖は時期によっては湖面が凍っていることがあるが、2月上旬には湖面は凍っていなかったと言っていた。湖面が凍ってしまい、雪で覆われていると他の湖においても見られるように、普通の原野と変わりがなくなり、私としては感激度が大きく減退する。そこで、神に祈りながら摩周湖に向かった。摩周湖に着き、展望台から眺めると期待していたように湖面は凍結しておらず、青い湖面で、そこに雪の山が美しく映し出されていた。夏の摩周湖も好いがそれ以上に今回の冬の摩周湖は雪により湖面の青がより強調され、美しく印象的であった。また、展望台から東の方に美しい雄阿寒岳と雌阿寒岳が眺められた。この後、レストランで遅い昼食をとり、屈斜路湖に向かった。屈斜路湖の湖面はほとんどが凍結していたが、一部温泉が湧き出している砂浜は雪もなく、凍結もしていなかったので、そこに非常に多くの白鳥がひしめいていたが、湖面で浮かんでいる白鳥は美しく、陸に上がった白鳥はあまり美しいものではない。この後、オホーツク海に面したオシンコシンの滝に向かった。

ホテルから朝焼けの十勝連峰を望む

釧路湿原展望台より

鶴見台餌場での丹頂

斜里岳を背景にした摩周湖

摩周湖展望台より雄阿寒岳、雌阿寒岳

屈斜路湖の白鳥

午後5時近くにオシンコシンの滝を観光した。夕日が沈む頃で暗くなりかけており、この時期はオシンコシンの滝がライトアップされていた。ただの単色のライトアップならまだよかったと思うが、有色ライトアップのため写真のような中途半端な色彩のオシンコシンの滝を見ることになってしまった。ただ、ここからオホーツク海側を見ると沈む夕日と流氷が見ることができた。惜しむらくは雲がかかておりきれいな沈む夕日は見ることができなかったことである。これより、しばらくバスにゆられて今日の宿、知床ウトロ温泉に着いた。今日も夕食を済ませた後、8時頃から始まる知床オーロラファンタジーを見にバスでウトロ岬近辺に行った。非常に多くのツアー客で会場内は混雑していたが、気温は−15℃位であったとは思うが人ごみのおかげでそれほど寒さは感じられなかった。このオーロラファンタジーは上空に藁を燃やした煙を漂わせ、これにレーザー光線を当て、写真に示すようにビジュアルとしてオーロラ演出しており、最後の方では写真で示しているようなクリオネの映像も映し出された。これらのオーロラファンタジーはなかなか面白いものであった。前夜の十勝白鳥まつりより数段よかった。ただし、これは入場料が必要であった。             

オシンコシンの滝

オシンコシンより日没時の流氷

知床オーロラまつり

同左

同上(右のクリオネのレーザー映像が写真の中央下部に青い光線で描かれている)

クリオネ(写真をコピー)

19日(土)も快晴であった。午前8時にバスは出発し、網走の天都山のオホーツク流氷館に行った。昨年の夏も来たので、流氷館の中の見学はせずに、展望台に登り、360度展望できる展望台から眺めた。知床連峰、斜里岳、雌阿寒岳、雄阿寒岳、流氷を眺めることができた。そして、11時より1時間ほど流氷砕氷船オーロラ号に乗り、オホーツク海流氷を観光した。出航まもなく写真1の中央に辛くも写っているように大鷲が流氷に停まっているのが見られた。船の後にはかもめが群れて付いて来て舞う姿は面白かった。また、船は薄い氷の場合は何の苦もなく割って進んでいったが、数回分厚い流氷に乗り上げ砕氷する様が体験できた。船からの見渡す限りの流氷は壮観で、遠くに見える知床連峰、能取岬などを見渡すことができた。昼食後層雲峡を目指した。石北峠を経てほとんど見る価値のないきつね村を少し見物し、まだ夕刻までに時間があったので、最終日の朝に行く予定の層雲峡の白く凍りついた銀河の滝、流星の滝を観光した。冬は樹木のほとんどが落葉しているのでかえって滝の様相がはっきりと見ることができた。そして、層雲峡温泉に着き、食事をし、最後の夜の層雲峡氷瀑まつりに午後8時ころに歩いて出かけた。出かけるときには天候が大きく変化し、雪の降り方は少ないが風が強く吹いて雪が舞い上がり、歩きにくく温度がー15℃にもなり、寒かった。層雲峡氷瀑まつりは石狩川の川原で組み上げた建物の骨組みの上から水を散布し、どんどん氷柱を成長させて作ったもので、これに多色のライトアップさせている。非常に豪華に見え楽しく見物して回った。

流氷砕氷船オーロラ号より写真1

同左写真2

同上写真3

同左写真4

銀河の滝

流星の滝

層雲峡氷瀑まつり会場

層雲峡氷瀑まつり館内の一部

層雲峡氷瀑まつり会場

20日(日)天候は悪く、吹雪でバスが予定より遅く旭川空港に着くのではと心配していたが、あまり雪の影響はなく順調に空港に着いた。ところが10時20分発の飛行機が天候の加減で到着が遅れ、15分遅れで羽田空港に向けて出発し、羽田空港で乗りかえ3時30分頃に伊丹空港に到着した。今回の旅行も天候に恵まれ夏の北海道よりも楽しいものになった。旅は一にも二にも天候が一番だとつくづく感じた。

 

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